新型コロナウイルス感染症に対する施設(特別養護老人ホーム、介護型ケアハウス)の対応に関して
令和2年12月吉日
関係各位
社会福祉法人 丸
理事長 田中 華代
新型コロナウイルス感染症に対する施設の対応に関して(第5報)
寒さも日毎に増します今日この頃、皆様におかれましては、ご健やかにお過ごしのことと存じます。
日頃より、皆様のご支援とご協力に、心からお礼申し上げます。
兵庫県にてもコロナウイルス感染症の発生数の増加を認めており、また複数の介護施設や病院にてクラスターも発生しております。
施設の現状についてご報告申し上げます。
現在のところ、丸の施設にてご利用者、職員ともにコロナウイルス感染症の発生は認めておりません。スタッフ一同感染対策に尽力しておりますが、合わせて、現状の発生状況より、いつ発生しても対応できるようにと準備をしております。
行政よりは、
「利用者に新型コロナウイルス感染症の感染が判明した場合は、高齢者や基礎疾患を有する者等である場合には原則入院することとなる。」との事務連絡を受けております。
あわせて、12月17日神戸市から、各施設において陽性者が発生した場合、原則として当該施設の直接処遇職員及び入所者の全員に対してPCR検査を実施する。
「感染者が増加している時期においては、無症状者などについて、入院調整ができるまでの間、引き続き感染対策に努めながら、自施設において療養を継続していただく場合がある。」との通知を頂いております。
現状にて、スムーズに施設から病院へと入院できていない、場合によっては入院までの長期間をそのまま介護施設にて過ごしている状況と聞いております。
それに基づき、施設内で感染症が発生した場合の現在での想定をご家族の皆様にもお知らせいたします。
施設において、施設ご利用者及び、ご利用者に接する職員が新型コロナウイルス感染症を発症した場合、関係機関と連携し、保健所や行政等の指示のもと対策を講じます。ご家族には適切にご連絡を差し上げます。
各施設では、皆様に安全にお過ごし頂くために、感染症のご利用者は、1つのエリア(ユニットなど)に集まっていただきます。担当職員を決めた上で、感染症エリアを他より隔離し介護サービスの提供を行います。感染症エリアではご利用者には、一人ずつ居室にてお過ごしいただき、必要時に介護職員、看護職員が訪室する体制となります。職員は居室入室時、適切な防護服を装備します。
合わせて、いくらかのご利用者は濃厚接触者となる可能性があります。濃厚接触者のご利用者は、そのまま施設で職員の介護にてお過ごしいただきます。14日間に渡り健康状態を観察することとなります。原則、居室にてお過ごしいただきます。
施設内で新型コロナウイルス感染症が発生した場合、職員からも発症者や濃厚接触者が出ることが想定されます。合わせて感染症対応職員など、職員を限定する必要があることより、法人全体で介護職員が不足する状況が想像されます。上記以外のご利用者におかれましても、通常よりは少ない職員体制となる可能性があることをご承知おきください。
想定できないことも多く皆様もご心配されていることかと思います。施設ではご利用者、ご家族の皆様と現状を共有し、皆様にご理解いただいた上で、このコロナ禍に負けず、引き続き安心・安全な介護サービスを提供できるように努めて参ります。
今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします。
ご不明点などございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
以上
令和2年12月吉日
オービーホームをご利用の皆様へ
社会福祉法人 丸
理事長 田中 華代
新型コロナウイルス感染症対策について
当施設では、新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組みとし、下記の内容を継続して実施しております、皆様のご協力に感謝申し上げます。
【職員】
・出勤前に体温測定を行い、平熱を超える発熱や風邪症状が認められる場合には出勤いたしません。
・発熱が認められた場合、解熱後72時間以上が経過し、呼吸器症状が改善傾向となるまでは出勤しません。
(発熱者は、毎日朝夕に状態を施設看護師に報告し、出勤の可否も確認しています。)
・施設内では頻回な手洗い・消毒を行い、常時マスクの着用を徹底しております。
・職員間の感染防止の観点からフロア毎に休憩場所を設定し、ご利用者、職員のフロアの移動が起こらない様に取り組んでいます。
【施設】
・日中1時間に2回、5分間換気を実施しています。
・手すりや床の消毒を1日2回以上実施しています。
・レクリエーション活動は、3密に注意しながら実施しています。
・面会については、回数・時間を制限しつつ予約制で感染症対策に留意し実施しています。
・ボランティア活動及び教室活動は現在自粛を継続しています。
・委託業者などについても検温を行った上、物品の受け渡し等は玄関で行い、施設への立ち入りは原則禁止しています。(やむを得ない場合は、問診・検温・手洗い消毒・うがい・マスク着用)
【利用者】
・毎日検温を行い発熱があった場合は、居室内で経過観察(解熱後72時間経過まで)させて頂いております。
・フロアに出る時にはできる限りマスクを着用して頂いております。
・こまめな手洗い消毒を徹底しています。特に食事やレクリエーションなど人が集まる前後に行っています。
・リビングでの座席については、一席開ける、斜めに座るなどできるだけ他者との距離をとるようにしています。
・食事中などは必要に応じ、パーテーションを使用しています。
・兵庫県の外出・面会に関する自粛要請に従いやむを得ない場合を除いて外出・外泊は自粛をお願いしています。
今後の感染状況の変化により、対応が変更になることもありますがご利用者の皆様に“やさしいふれあい あかるいくらし”をお届けできますよう職員一同努めてまいります。ご不明な点やお気づきの点等ございましたらお気軽に相談員までご一報ください。
以上